言いたいことが言えるようになるための対人距離の測り方

良好なコミュニケーションのキモは「程よい距離感」です。人と人との境界線を明確にして心穏やかに。内気な人のためのコミュニケーション術。

距離感

子の「反抗期」は親に対する「距離感シグナル」

2016/12/27

こんにちは。
「対人距離の専門家」・平田真義です。
今回は思春期のお子さんを持つ母親の観点から、
この微妙な時期を、「距離感」の切り口でお話をさせて頂きます。

子供の「反抗期」は、自分のなわばりを主張し始めた証

結論から言いますと「反抗期」は決して悪いことではありません。
今後、大人としての成長過程の証拠です。

子供は生まれた時からずっと母親と一緒に生活を送ります。
対人距離で言うと、ベッタリとした至近距離での距離間隔です。

その距離感で接しないと、子供(赤ちゃん)は生きていけないからです。
食事も排泄も着替えもお風呂も、子が自らはできません。
子ができること、それは母親に「甘える」ことです。

そんな子を母親は愛おしく感じます。
子も「ニッコリ」微笑みながら全力で甘えてくるものですから、
母親はよりいっそう子に対して愛情を注ぎます。

赤ちゃんに対する子育ては、母親のなわばりの中で行なわれている状態です

子の成長過程とともに「距離感」に注意を!

しかし時間が経つにつれ、子はどんどん成長します。
赤ちゃんから児童、小学、中学、高校と...

中学から高校になると、子は母親のなわばりから抜け出そうとし、自分の快適ななわばりを形成しようとします。
すなわちこれが「自立」ということなのでしょう。

しかし、母親からすると「母のなわばり」から出て行ってしまう子に対して寂しさを覚えるのです。
その寂しさを
子供の言いなりになる「過保護」という形で接してみたり、
逆に厳しくしつけて、子に恐怖心を与え何も反論できない形で接してみたり、
「大丈夫なの?」と心配をしては子に不安を煽ってみたり...
無意識に、子が母のなわばりから出ていくことを、母自体が拒否する交流を始めます。

これが、子にとってはものすごくしんどい距離感に伝わります。
それが嫌で、「反抗」という形で母親とは距離を置こうとします。

「反抗期」は親との近い距離感を嫌がっている証

思春期の子が反抗的な言動をしてきたら、
それは、親子の「対人距離」を見直す良いきっかけです。

子のほうから「距離感が近いよ~」とサインを出している、ということです。

子供は言葉による伝え方が未熟です。
なので、「クソババア」的な暴言や、会話無視のような態度でしか親とのコミュニケーションがとれません。
なので「反抗」という行動で、裏面的な交流をはかろうとするのです。

反抗的な子には寛大な気持ちで接してみる

では、親としては反抗期の子供にどう接したらよいのか?

とにかく、子の意見を丁寧に「聴く」ことから始めましょう。
その際の注意点は、「ひたすら聴く」。
親心が出てきて「批判」や「注意」「忠告」などはご法度です。
返って心を閉ざしてしまいまい、本音を言いづらくしてしまいます。

なので、子の話をオープンマインドで聴いてみる。
その中に、きっと子供の本音が眠っているはずです。

例えば、
『「勉強しろ!」と言われるのがしんどい!ウザい!』
と子が言ったとします。
これが子の本音です。

それを親は
「お前はそう思っていたんだね...」

と理解してあげてください。
子をわかろうとすることが大切なんです。
ショックかもしれませんが、子の尊重が第一です。

親が子の本音に気づくと、今後、子との距離感が適正になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

実は反抗期に反抗しない子が大人になった際に、心の病になりやすいそうです。
親の言いなり、他人の顔色を伺いながら今日まで来たため、上司や配偶者、ママ友やご近所に対し不都合なことを「言いたくても言えない」「断れない」従順な大人になってしまうのです。
つまり、大人になってからも人との距離感で苦労するのです。

なので、反抗期の子は親に対する「距離感シグナル」と捉え、尊重してあげるのが正解なのですね。
子のうちに思う存分反抗させてあげる。
そうすれば、大人になっても対人距離を測量できる人に成長できるのです!

 

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