言いたいことが言えるようになるための対人距離の測り方

良好なコミュニケーションのキモは「程よい距離感」です。人と人との境界線を明確にして心穏やかに。内気な人のためのコミュニケーション術。

距離感

「思い通りにならない」が距離感を測れない理由となっている!?

2017/01/16

クレーマーやモンスターペアレントが増えている話は良く耳にします。
個々の詳しい事情はわかりませんが、
他人に対して怒りを爆発させる背景とは何なのか?
考えてみたいと思います。

「便利」とは人に対して良いものなのか?

現在の文明科学では、
欲しいものは簡単に手に入り、
行きたいところに素早く行けて、
分からないことがあれば、スマホで簡単に調べられ、
服が汚れれば、簡単に洗濯機で洗えます。

でも、幸せに感じていない人も何故か多い...

江戸時代の文明では、そんな便利なことはできませんでした。
しかし、江戸の皆さんは幸せに暮らしていたと思います。
古典落語を聴くと、人情が伝わり、滑稽な人付き合いが豊かな気持ちにさせてくれます。

欲しいものは苦労して手に入れ、
行きたいところは自分の足で歩き、
分からないことがあれば、人に聞く。

現代人よりも、「思い通りにならない」ことに対して、苦労を経ていた。
「思い通りにならない」ことに対してのバイタリティーに富んでいたのだと思います。
現代は、自分の思い通りになり過ぎていると感じます。

と、ネットを駆使して伝えている僕もその一人です(^^ゞ

測量作業や登記業務も「人」がどんどん淘汰されている!?

江戸時代、「太閤検地」と呼ばれていた時代は複数人で測量作業を行っていました。

しかし測量器械もどんどん進化していて、
望遠鏡を覗いてボタンを押せば距離や角度が瞬時に測れます。
今では「自動追尾装置」なるものが搭載されていて、
ひとりで測量作業が出来てしまうものがあるそうです。

つまり、僕が思うのは、
文明が進化すればするほど、
人付き合いが希薄になっている気がするなぁと...

僕の仕事の一つでもある登記申請業務。
法務局という役所に対して、登記申請を行うのですが、
つい数年前までは、書面での申請が当たり前でした。
法務局に出向き、後日登記が完了すれば、再度法務局に回収に向かいます。
そこで、同業者にバッタリ会ったり、法務局の職員とお話したりしたものです。

しかし今は、オンライン申請といって、インターネットで登記申請をしています。
つまり、法務局にわざわざ行かなくても良いのです。
オンライン申請も、実は「人付き合いの希薄化」を助長してしまったなぁ、と感じています。

文明が発達するほどに、コミュニケーションが希薄になる

去年の夏に、お風呂のガスが壊れてしまい、仕方なく近所のお風呂屋さんへ行きました。
たまに行くお風呂屋さんは、新鮮な気持ちになりました。
でも、昔はお風呂屋さんでお風呂は当たり前だったわけです。
そこで、知らないおじさん達と否が応でも接しなければならず、
そんなストレスに幼少期から耐える力が備わることもあったのではないでしょうか。
それにより、集団への付き合い方や、見知らぬ大人との距離感の読み方が理解できたと感じます。

今ではリニアモーターカーを開発しています。
東京と名古屋を40分程度で結ぶらしいです。
新幹線でも1時間40分ほどかかるので、リニアに慣れてしまったら、新幹線すらストレスと感じざるを得ないのではないでしょうか?
いや、逆にリニアモーターカーの速さのほうが、もしかしたら無意識的にストレスに感じてしまうかもしれません。

文明が発達すればするほど、
「自分で何でもできる」
と錯覚し、
「何でも思い通りになる」
と勘違いしてしまうような気がします。

なので、人付き合いやコミュニケーションの問題にぶち当たった際、思い通りにならない相手に対して、イライラしたり、クレーマーとなったり、相手を自分の思い通りに無理やり変えようとするために怒りが爆発してしまうのではないのか、と思います。

まとめ

では、そもそも現代人はダメなのか?

全然そんなことはありません!
その証拠に、震災や天災などで、
思い通りにならない状況下に置かれた際、
「助け合い」という絆が生まれたことはそれを証明しました。

そして、今後もそれは継続していくでしょう。
結局、クレーマーやモンスターペアレント、またはストーカーのような、「思い通りにならない」ことへの怒りが、他者へ爆発してしまう人って、耐える力が弱いと言えるでしょう。
思い通りにならないことを我慢するわけではなく、
思い通りにならないことを感じてみる。
囚われていることを認めて、許してみる。
執着を手放してみる。

僕自身、まだまだ「思い通りにならない」ことへのストレス耐性が弱いです。
自己への肯定、自分を受け入れる行為は、終わりはなく一生続くものだと思います。

まず自分を尊重。
そして、他者を尊重したいです。

自分と相手を尊重し、良好で程よい距離感を♪

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