
コミュニケーションが発生する対人距離とその効能について
2017/02/11
「あの人と会話がしたい」
「あの人とは少し離れたい」
「あの人とお話ししようとすると緊張してしまう」
「あいさつのタイミングがわからない」
これらのお悩みを、「対人距離」というアプローチで見て行こうと思います。
土足度マップ
自分と相手が接する際の距離の取り方を具体的な数値を交えてまとめてみました。
これを「土足度マップ」と名付けます。
(エドワード・ホールのプロクセミックス理論を参考にし、作成したものです)
パブリックゾーン
7m以上
無関心、無関係な人に対する範囲。
言葉でのやり取りが困難な距離。
身振り手振りのジェスチャーを多用。
ソーシャルゾーン
3m~7m
ご近所の人や顔見知りの人との交流に適した範囲。
相手を視認できたらあいさつが発生しやすい距離。
相手を観察できる距離。
全身が確認できる距離。
ビジネスゾーン
1m~3m
仕事上のお付き合いに適した範囲。
会話が比較的形式的。
意見を述べ合う際の距離。
ディスカッション、確認の距離。
上半身が確認できる距離。
フレンドリーゾーン
0.5m(50cm)~1m
親しい間柄、友人関係に適した範囲。
会話のボリュームも小さ目。
本音が出るような会話。
親しみを感じる距離。
表情から相手の気持ちが伝わりやすい距離。
ラブラブゾーン
0.5m(50cm)以下
愛した人以外は入れたくない範囲。
逆に言うと、それ以外の人がこのゾーンに入ってくると不快感が襲う。
セクシャル的な「癒し」の距離でもあるし、格闘、喧嘩の際のバイオレンス的な「暴力」の距離でもある。
ささやく程度の声量で届く。
言語でのコミュニケーションも非言語でのコミュニケーションもできる。
まとめ
自分は仕事上のお付き合いだと思っているのに、
相手がズカズカと土足で「フレンドリーゾーン」に入ってこられると不快ですよね。
逆に親友だと思っていた人が、なぜだか急に「ビジネスゾーン」に離れてしまえば寂しいですよね。
自分と相手のなわばりを尊重し、一定の距離間隔をキープすることが出来るかどうかが、良好で長続きできる対人関係の秘訣だと言えますね。
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