理不尽上司に言いたいことが言えるようになるための対人距離の測り方

良好なコミュニケーションのキモは「程よい距離感」です。人と人との境界線を明確にして心穏やかに。内気な人のためのコミュニケーション術。

距離感

「許せない相手の言動は、自分の中の問題」の理由

2017/02/26

他者に対して「許せない」と思ったことがある方は多いかと思います。
セッションを行っていても、他者に対する「許せない」に苦しんでいる方が多いのも事実です。

僕自身、「真似をされること」がすごく許せなかったのです。
僕がまだ20代のころ、服装や髪形をすぐに真似してくる後輩が居たのです。
それがすごくイヤだったんですね。
「何で真似をするんだろう」
とずっと疑問に思っていました。

その答えが最近やっとわかりました。
それは、僕自身の心の中で、
「僕は人の真似をしてはダメ!」
にこだわり過ぎていたのです。

あと、「時間にルーズな人」が許せなかった。
遅刻とか平気でしてくる人にかなりの嫌悪感を抱いていました。
それも、結局「自分の問題」として考えた時に
僕自身、「時間にルーズではダメ!」
と、自分に「ダメ出し」をしていたのです。

自分に「ダメ出し」が、相手に対する「許せない」になってしまう

結局、自分に厳しい「ダメ出し」をしてしまうと、
「ダメ出し」をした行為、例えば「真似してはダメ!」「遅刻してはダメ!」
が、心の中でインプットされてしまいます。

教科書に蛍光ペンでアンダーラインを引くかのごとく、印象に残っちゃうんですね。
印象に残るだけで済めばよいのですが、
これが、「態度」「言動」として表れてしまう。

遅刻をした人に対してイライラ→許せない
真似した人に対してイライラ→許せない

となってしまうんですね。

許せない相手のはずなのに「監視」しまくっている

自分に対する「ダメ出し」をし続けると、結局ダメな行為を行う人を引き寄せてしまいます。
「あの人は遅刻した」
「あの人はすぐ真似する」
「今度はあの人が遅刻した」
「またあの人が遅刻した」
「まさかあの人まで真似するなんて...」

「許せない」が気になるので、どうしても他者のそこにフォーカスしてしまいます。
自分の知らないうちに、ずっと他者を「監視」してしまっているんですね。

うちの父は「アンチ・ジャイアンツファン」でした(笑)
昔、テレビで巨人戦を観戦していて、巨人が負けると機嫌がいい。
で、巨人の事をすごく詳しい。
嫌いなのにめちゃくちゃ詳しいのです。
「あのピッチャーは防御率が高いのでまずいなぁ...」
「あのバッターは何割何分何厘だから手ごわいぞ...」
子供心に
「そんなに嫌いなら巨人戦なんて見なきゃいいじゃん」
「本当はジャイアンツが好きなんじゃないの?」
と思っていました(笑)
嫌いなのに「監視」しているんですよね。

以前、心理学スクールの先生が、アメリカで学んでいるときに
先生自身のお父さんの悪口を周りの方々に愚痴として言っていたそうです。
「僕は父が嫌いです」
「ボーリングは父が好きだったので僕は絶対にやりません」
「お酒も父が好きだったので僕は飲みません」
「とにかく僕は父が嫌いです」
と、事あるごとに、お父さんの不平不満を漏らしていたそうです。
そのとき、とある方から
「○○(先生)はホントにお父さんが好きなんだね」
と言われたそうです。

知らぬ間にずっとお父さんのことを言っていた「許せない」は
先生自身の中でずっと握りしめていたものだったんですね。
握りしめているので「監視」してる。

好きでも嫌いでもなければ「監視」はしません。
「監視」をするということは、それなりの理由が「自分の中」にあるのです。
「本当は○○なんだよね」
という本音です。

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